元気がないときに作る食べものがあります。
それは、「ゆきえさんのカレー」です。
冷蔵庫をあけて、
食べたいなあと思う野菜を出して切って、
にんにくとしょうがと玉ねぎもみじんぎりにして
トマト、なければトマト缶を使って。
スパイスはエスビー缶で充分。
もしも元気があれば、
好きなスパイスまぜたり、
カルダモンとクローブとシナモンをトントンと潰して粉にして、
最後にいれてもいいですが、
だいたい元気がないときにつくるので、
赤い缶のエスビーをぴゃっといれるだけ。
その日の身体が食べたいなあと思う野菜を選んで切ったり
にんにくや生姜のみじんぎりをたっぷりの油にドバッと入れたり、
玉ねぎをじっくりいためたり
そんなプロセスを丁寧に味わっているうちに
すこしずつすこしずつ元気を取り戻してゆきます。
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ゆきえさんは、わたしが二十歳前後の学生だった頃、
大学院に在籍していた随分年上の先輩でした。
普段はあまり接することがなかったのですが、
ある日の講義が終わった後、突然声をかけられました。
「さとみちゃん、きょう元気ないね」
わたしはほんとうに元気がない日だったので、
すこしぎょっとしました。
「元気がでるカレーつくってあげようか!
いまからうちにおいでよ!」
あまり知らない先輩だったので
一瞬戸惑いながらも、「いいんですか!」と答えて、
ゆきえさんのうしろについていくことにしました。
ゆきえさんのお家は、窓が少なくインドのお香の香りがして
外の世界と切り離された、秘密基地のような空間でした。
家のそこここにはサイババさんの写真がはってありました。
普段から、カラフルな少し変わった服を着ていると思っていましたが、
ゆきえさんはインドにしょっちゅう行っているようでした。
ゆきえさんは中華鍋でカレーをつくりはじめました。
わたしはカレーは深鍋でつくるもの、とおもっていたので、
まずそれがとても新鮮です。
野菜をきって、炒めて。
途中で、
「あら、スパイスがない!買ってきて!エスビーのでいいから!」
そう言われ、近くの商店に、エスビー缶を買いに行きました。
すっかり大好きなおばあちゃんのお手伝いをしている孫の気分です。
「隠し味、何入れると思う?」
そうきかれて、こたえられなかったわたしに、
「ほんだし!」
そういってゆきえさんは、うれしそうに
ほんの少しのほんだしをいれました。
できあがったカレーは
床にお皿をおいて、あぐらをかいて食べました。
インド風です。
「元気がないときは、これを作ってたべるといいよ!」
野菜だけなのに、とっても美味しい!
なんとなく、不思議な感覚で、
おなかから元気がわいてくるようでした。
あの日、ゆきえさんは、手のひらから、手品みたいに
サイババさんの粉みたいなものを出してみせてくれたのが
不思議な記憶として残っています。
それからです。
わたしは、元気がないときに
ゆきえさんのカレーをつくるようになりました。
何度も作るうちに、わたし流になってきているかもしれませんが。
これは、30年たっても変わらない習慣です。
きょうも「ゆきえさんのカレー」をつくりました。
きょうの野菜は、玉ねぎとにんにくしょうがの他は、
じゃがいも、かぼちゃ、しかくまめ、マコモ、オクラです。
生姜をいつもの2倍くらいいれたので
ぽかぽかあたたかくなりました。
もっと自由にもっと自由に
いろいろなことを
考えていこうって思いました。

さあ、
あしたは新月!
脱皮探究は続きます。
みなさまも
よき脱皮を!
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