ひそかに推し活旅に来ています

現代では、
いいなあ！とまわりに勧めたい人のことを
「推し」というらしい。

わたしは、
いいなあ！と思う人のライブに行くために
1泊2日の時間をおさえて
鹿児島までの飛行機と宿をとりました。

これは、紛れもなく
推し活というのではないかしら？

わたし、いま、推し活で
鹿児島に来ております。

わたしはスマホを持っていないので
ネットで前売りチケットを取れなくて
名前でチケット取り置き予約になりました。

きょうは
結構早めに会場にいったのに
ネット前売りじゃない人は当日扱いとのこと。
目の前でどんどん整理番号を持っている人たちが
QRコードで会場に入っていくのを
はやる気持ちで眺めることになりました。

ああ、このはやる気持ちも
推し活っぽいなあ！

スマホがないと前売りチケットがとれないなんて
今日ほどスマホを持ちたいと思ったことは
あっただろうか。

それでも、まあまあよい席がとれて、
生のライブはやっぱり良かった！

生で会えるということはやはり素晴らしい！
一緒な空間で、みんなでわいわいゆるく遊んでいるようで、
楽しい時間は、なんと早く過ぎるのでしょうか。

わたしはずっと同じ姿勢でいるのが苦手なので
椅子から立ち上がってうろうろすることは必要ですが、
あと3時間くらいはみていたい気持ちでした。

不思議なことに、会場にいる人たちが
みんなとても親しい友だちのようにみえて
心地よい。

入場や物販で並んでいる時に
いろんな人に話しかけてしまいました。

年齢層も性別もさまざまなのに
みんなが感覚の近しい親しい人のような気がしてしまう。
推し活ってこんな気持ちも味わえるのか。

終了後、Tシャツ買った人は
サインもらったり一緒に写真撮ったりできるらしく、
もともとTシャツを買うつもりだったので
Tシャツを買うための物販列に
ドキドキしながらならんでみました。

しかし、Tシャツは途中で売り切れてしまい
それがまた残念！

でもまあ緊張が解けてホッとする感じもあり
推し活する人の気持ちは複雑なのです。

悔いのないように
差し入れに持って行った奄美の「まだ汁」を
物販の方にちゃんとお渡しして会場を後にしました。

「まだ汁」は、イカ墨の黒い汁物です。
その黒さが、今日のライブにはぴったりと思ったのです。

「奄美にもぜひいらしてください」と伝言をお願いしました。
伝言伝わるかなあ！
いつかきてくれるといいなあ！

さて、その後、
満たされた気持ちと解放感のまま
天文館をうろうろして、
ふらりと入った大衆居酒屋が大当たり！

いま、カウンターで
おでんつつきながらこれを書いていますが
とっても美味しい！

どのメニューもわたし好みで美味しくて
とてつもなく満たされております。