すこしはマコモな人間になれ！

朝の仕事の合間に、スケジュールを確認していたら、
今週は収穫できるのはもう今しかないと気づきました。
PC机から立ち上がって、胴長に着替えて田んぼに向かいます。

集落の休耕田を開墾して、手探りではじめたマコモ栽培。
１，２年目はうまくいかず、
３年目にして初めて、みんなに味わっていただけるだけの収穫ができ、
この集落の田んぼが愛おしくてたまりません。

きょうは、時間がなかったので、弾丸収穫。
小ぶりなマコモたちが多く、もう今期最後かもしれません。

この山と、山から染み出してくる水と土と、
土から水が流れていく海と、蒸発してまた雨になるためのおひさまと、
力をかしてくれた人間の方々と、
きっと虫とかプランクトンとか鳥もいい仕事してくれてるはずだし、
イノシシも、風呂として使うだけで食べずにいてくれたし、
あたたかい季節はカニたちも活躍してくれていたし、
もうなにもかものおかげで、マコモができているのがみえて、
そんな自然の循環の中で、
なにもなかった場所に、こんなに美味しいものが実る奇跡！
魔法だとしかおもえません！

古代の人がお祭りをして自然の神さまに感謝を捧げていたのがよくわかる。
そうしたくなる気持ちを体験させてもらっています。

この３年間、山あり谷あり、
ほんとに、いろいろな気持ちになりながら、
わたしはやっとマコモな人間になれた気がします。
ありがとうございます。

昼間の明るいうちは仕事だったので、
今夜は、夜おそくまでテラスでマコモ仕事。

葉っぱはしめ縄用に、きれいなところをまとめて縛って干します。
葉っぱをとったマコモたちは、洗って袋にわけて、
あした、いすのみせに出しましょう。

さあ、きょうは、もう
へとへとなのでねむりますが、
あすも
脱皮探究はつづきます！

みなさまもよい脱皮を！